企業の貸借対照表(バランスシート)も、「街、それ自体の、全体の固定資産だけでなく、高度な都市文明や、そこで働く人の知識の価値(一種の無形資産)」と置き換えて捉えれば、なるほどと思うでしょうか。街の、土地の上に存在する、すべての資産を計上したと考えてください。それを、バランスシートに計上するということです。まあ、これは私の直感的な捉え方ですから、摩詞不思議、奇異なことを言う人だと思われる方は、あまり気にしないでください。
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無形資産は説明できませんから。とりあえず街は、不動産という固定資産の集合体です。これは間違いないでしょう。もうそれでも構いません。人口は、経済的な側面で見れば、付加価値を生む人知という無形資産の集合体、その組織体です。ですから、文盲ばかりの人口が1億人の国と、高度な教育を受けた人口が1000万人の国と、読者なら、どちらの国民になりたいでしょうか。後者ですよね。たぶん、前者の国の不動産に価値はないでしょう。そう考えます。それどころか、そういう国は、水や食料すら得られないかもしれない。内戦も頻繁に起こる。そんなリスクも、架空のバランスシートに計上して考えるのです。街を歩けば、多種多様な景色が目に飛び込んできます。その目に触れているものこそ、街を構成する、一つ一つの資産です。都市文明とは、無形資産の集積なのです。