熱橋とは、ヒートブリッジともいい、断熱材の切れ目に存在する柱などが熱を伝える現象をいう。断熱に配慮されずに外部に露出している構造材は、鉄もコンクリートも木材も熱橋となる。ここでは、木造に特化して説明する)外断熱にする必要性の一つは、住友林業、一条工務店などのように内断熱(充填)をしたのでは外側に面する土台や柱、垣根の爪木などが熱橋となるからだ。内断熱推奨派の学者は、本材は蓄熱容量が小さいから熱橋になることはさして問越ではないと主張しているが、これは明らかに非科学的で、建築物理の常識に反している。
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ためしに、住宅展示場に行って各社の建物に赤外線をキャッチするサーモカメラを向けてみると、断熱欠損はもとより、熱橋が明瞭に映し出される。基礎コンクリートが放出する熱、柱や桁などから外壁を透過して漏れ出している熱などは驚くばかりである。「百聞は一見に如かず」の例えどおりで、サーモカメラの映像を見たら内断熱(充填)工法を採用する人はいなくなるであろう。世界的に有名なドイツのフラウンホーファー建築物理研究所は、たとえ木造であっても熱橋からの熱損失は全体の20%以上にもなるので、無視できないと指摘している。