第一次石油ショックから第二次までの五年間、第二次石油ショック以降三〜四年間における企業努力による格差は非常に大きいものになっている。過去の成長過程にはなかったことである。財務体質改善、施工・管理面での技術の向上、O・Aなどによる事務部門の合理化、T・Q・C、新規需要分野開発力などによりその格差が拡がった。逆に、中堅クラスで名門といわれる企業のなかに、体質改善の努力の遅れなどから赤字、無配転落して行くケースも出てきている。
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一方、体質改善の効果が出ている企業には、過去最高の利益を毎年度更新しているところもみられる。需要先の要求が多様化してくると総合力のある企業が一段と有利となってくる。コンピュータ利用、E・C化などの差も大きい。はっきりと、過去のように建設業ならば同じように伸びれる時代が去ったことがわかる。五十年代の後半はよりその傾向が強まっていくことが確実である。